「縮毛矯正をしたらヘアカラーがうまく染まらない」。
そんなお悩みはありませんか。
実は縮毛矯正とカラーは髪の内部構造に与える影響が異なるため、組み合わせ方を誤ると色が入りにくくなることがあります。
本記事では、そのメカニズムと美容室でしかできない解決策をご紹介します。
縮毛矯正とヘアカラーの基本メカニズム

まずは、それぞれの施術が髪にどのような変化をもたらすのかを知ることが大切です。
施術 | 主な働き | 髪への影響 |
---|---|---|
縮毛矯正 | 薬剤+高温アイロンで髪内部の結合を組み替え、まっすぐ固定 | キューティクルを密閉し、吸水率低下 |
ヘアカラー | アルカリ剤でキューティクルを開き、色素を内部に浸透 | キューティクルの開閉が必要 |
縮毛矯正でキューティクルが強固に閉じてしまうと、後からカラーを乗せても色素が中へ入れず、発色が悪くなるのです。
カラーが入りにくくなる3つの要因

- 縮毛矯正直後は髪内部の結合が再構築中で、薬剤を弾きやすい。
- アイロン熱によりキューティクルが焼き締まり、薬剤の浸透経路が狭くなる。
- 矯正剤に含まれるシリコーンや皮膜成分が髪表面をコーティングし、カラー剤をブロック。
美容室でできるプロフェッショナル対策

セルフカラーでは限界があります。
美容室なら髪の状態に合わせて薬剤選定と工程調整が可能です。
- 事前にメタルイオン除去・キューティクル緩和処理を行い、浸透ルートを確保。
- 縮毛矯正とカラーを同日に施術する場合は、酸性~中性域の低アルカリカラーでダメージと色ブレを最小化。
- トリートメント成分をブレンドし、発色と艶を両立。
- ハイライトやローライトで立体感を出し、色ムラを視覚的にカバー。
ご自宅でのケアポイント

施術後のホームケアも重要です。
- アミノ酸系シャンプーで洗浄し、キューティクルを摩擦から守る。
- 週1〜2回の濃厚トリートメントで水分とタンパク質を補給。
- 熱保護剤を必ず使用し、ドライヤーの温風は15cm以上離す。
施術スケジュールのおすすめ

縮毛矯正とカラーを別日に行う場合、下記の間隔が目安です。
施術順 | 間隔 | メリット |
---|---|---|
先に縮毛矯正→後日カラー | 1〜2週間 | 色の定着が良く、ムラになりにくい |
先にカラー→後日縮毛矯正 | 2〜3週間 | カラーの褪色を抑え、質感キープ |
上記を参考にしてくださいね!
まとめ:迷ったら美容室へご相談ください

縮毛矯正とカラーの両立は高度な薬剤知識と技術が必要です。
プロの診断で髪質・履歴に合わせた最適プランをご提案いたします。
お気軽に当サロンへご相談ください。
「縮毛矯正もカラーも、どちらもきれいにキメたい」。
その願い、私たちが叶えます。