縮毛矯正の仕上がりを長持ちさせるには、施術直後の「髪を洗うタイミング」と「洗い方」がとても大切です。
どのくらい待てばいいのか、当日はどう過ごすべきか、前髪はどうするのかまで、美容師目線で分かりやすくまとめました。
結論と早見表(縮毛矯正後いつから髪を洗う?)

基本目安は「24時間後からシャンプー可」。
ただし薬剤や工程によっては48時間推奨の設計もあるため、最優先は担当美容師の指示です。
当日はシャンプーしない・髪を濡らさないのが鉄則です。
汗や湿気でうねりが出たら、できるだけ早くドライヤーで根元からまっすぐに乾かすと安定します。
タイミング | できること | 避けたいこと |
---|---|---|
当日 | 濡らさない。 汗をかいたらすぐ乾かす。 前髪は触りすぎない。 | シャンプーNG。 耳にかける・結ぶ・帽子で跡をつける。 高温のサウナや長風呂。 |
次の日(24時間後) | ぬるま湯~38℃でやさしくシャンプー。 根元から丁寧に乾かす。 オイルは毛先だけ少量。 | 強いこすり洗い。 高温ドライヤーの近当て。 濡れたまま就寝。 |
48時間以内 | 洗うなら1日1回まで。 保湿系トリートメントを中間~毛先に。 | ヘアゴムやピンで長時間固定。 アイロンの高温連用。 |
72時間以降 | 通常ケアへ移行可。 週1~2回の集中ケアで質感キープ。 | 強アルカリ・クレンジング系の頻用。 プール・海は保護剤なしでの長時間。 |
当日はどう過ごす?(当日のNGと応急ケア)

当日のシャンプーはNGです。
施術直後は形状がまだ安定途中のため、水分や圧痕でクセ戻りの原因になります。
汗をかいたら、ドライヤーで根元から風を通し、手ぐしで軽く引き出しながら乾かしましょう。
耳掛け・ヘアゴム・帽子での圧跡は数時間でも残りやすいので避けます。
次の日・翌日からの洗い方(温度・手順・乾かし方)

お湯はぬるめ(目安38℃以下)で、頭皮は指の腹でやさしくマッサージするように洗います。
シャンプーは「一度洗い」で十分です。
トリートメントは中間~毛先のみになじませ、根元は避けてボリュームダウンを防ぎます。
すすぎは丁寧に行い、髪が重くならないようにします。
タオルドライは「押さえる」動きで、こすらないことがポイントです。
乾かすときは「根元→中間→毛先」の順で、前髪から先に整えるとクセがつきにくいです。
洗う頻度の目安(髪洗う頻度)

最初の1週間は1日1回までが安心です。
汗や皮脂が多い方はお湯洗い+軽めのシャンプーで対応し、摩擦と高温を避ければ毎日でも問題ありません。
乾燥毛・ダメージ毛は2日に1度でも良いので、代わりにアウトバスで保湿を強化しましょう。
施術前日は洗う?(前・前日にやるべきこと)

前日はスタイリング剤やオイルを控え、軽めのシャンプーで清潔にしておくと薬剤ムラを防げます。
コンディショナーは毛先中心に少量でOKです。
当日朝のしっかりブローや高温アイロンは避け、自然な状態でご来店ください。
前髪の扱い方(うねり・割れ対策)

前髪は当日~48時間は留めない・耳にかけないが基本です。
汗や湿気で割れたら、根元を軽く湿らせてからドライヤーを上から当て、コームで真下に下ろしながら乾かすとリセットできます。
寝る前は前髪から乾かし、最後に全体を仕上げる順番がおすすめです。
シャンプー&トリートメントの選び方

アミノ酸系や低刺激処方のシャンプーはキューティクルの開閉を穏やかにし、質感を保ちます。
トリートメントは「補修+保湿」タイプを選び、週1~2回は集中マスクで内部を整えましょう。
流さないトリートメントはミルクまたは軽めのオイルを毛先に少量が目安です。
仕上がりを長持ちさせる乾かし方(プロのひと工夫)

ドライヤーは髪から15cm程度離し、同じ場所に当て続けないよう小刻みに動かします。
手ぐしは縦に通し、毛流れを整えながら根元を先に乾かすと収まりが良くなります。
仕上げに冷風で全体をなでると形状が安定し、ツヤも出ます。
よくある質問(FAQ)

Q.雨や汗でうねりが出たら?
A.根元を軽く湿らせ、ドライヤーを上から当ててコームでまっすぐに乾かせば戻りやすいです。
Q.カラーはいつから大丈夫?
A.髪の負担を考え1週間以上あけるのが無難です。
ただ、使用する薬剤と髪のダメージで異なります。
Q.プールや海、サウナは?
A.最初の1週間は避け、行く場合は保護オイルやキャップで髪を守り、帰宅後はすぐに洗って整えましょう。
Q.朝シャンと夜シャンはどちらが良い?
A.最初の数日は夜シャン推奨です。
濡れたまま寝ないことが最優先だからです。
サロンでできること(長持ちメンテ計画)

3~4週間後のメンテナンストリートメントで内部を補修し、手触りとツヤを更新しましょう。
2~3か月後は根元や前髪だけのポイント矯正で時短&ダメージ最小化が可能です。
髪質・生活リズムに合わせた「温度設定・乾かし方・ホームケア剤」を担当美容師がカスタマイズします。
まとめ(迷ったらこの3つ)

① 当日は濡らさない・結ばない・シャンプーしない。
② 24時間後からぬるま湯+やさしい一度洗いで、根元からしっかり乾かす。
③ 前髪は留めない。うねったら根元を整えて即ドライ。
ご予約・ご相談

「自分の髪質だと何時間空ければいい?」など、個別の最適解は髪の履歴と薬剤設計で変わります。
仕上がりを長持ちさせたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
生活習慣まで考えたホームケアプランをご提案いたします。