COLUMN

縮毛矯正の「当日」完全ガイド|シャンプー・お風呂・寝方・髪を結ぶ・アイロンの正解

コラム

まずは結論からお伝えします。
施術当日は「洗わない・結ばない・濡らさない・触りすぎない」が基本です。
ただし使用薬剤や髪の履歴によって最適な行動は変わりますので、最終判断は担当美容師の指示を最優先してください。
本記事ではシャンプーやお風呂、寝方、アイロン、ヘアオイル、当日予約のポイントまでを美容室目線でわかりやすく解説します。

当日の基本ルール

  • 当日はできるだけシャンプーをしないでください。濡れると形が不安定になりやすく、寝癖や跡の原因になります。
  • 髪を結ぶ・耳にかける・帽子やヘアバンドで押さえる行為は避けてください。折れ跡やクセ戻りの原因になります。
  • 汗や雨に濡れたら、できるだけ早くドライヤーで根元から完全に乾かしてください。タオルでこするのではなく、押さえて水分を取ってから乾かすのがポイントです。
  • どうしてもスタイリングが必要なときは、低温のアイロンよりも「ブロー優先」が安全です。アイロンはやむを得ないときに短時間・低温で表面を整える程度に留めましょう。

施術前(来店当日)の準備

来店当日のシャンプーは基本的に不要です。
皮脂やスタイリング剤が極端に多い場合を除き、軽く乾いた状態でのご来店が理想です。

  • 朝シャンは基本的にしないで大丈夫です。
  • 汗をかきやすい方は、タオルやハンディファンを携帯すると安心です。
  • 当日予約は可能ですので、空き状況はこちらをご確認ください。
  • カラーやパーマ直後の縮毛矯正は髪の負担が大きくなります。履歴を正確にお伝えください。

施術直後〜24時間の過ごし方

濡らさない・結ばない・触りすぎない、が合言葉です。
お風呂はシャワーのみで髪が濡れないように工夫するか、可能なら入浴自体を翌日に回してください。

  • シャンプー:基本はNGです。
  • 髪を結ぶ:NGです。
  • ヘアオイル・洗い流さないトリートメント:どうしてもパサつきが気になる場合は毛先のみ、ごく少量が目安です。
  • 寝方:仰向けで、枕と髪の摩擦を減らすためにシルク系の枕カバーやナイトキャップがおすすめです。
  • 汗対策:移動は涼しい服装で、汗をかいたら早めに冷風→温風で完全乾燥させます。

24〜48時間の過ごし方

薬剤や技術により差はありますが、一般的にはここまでのケアが仕上がりの持ちを左右します。

  • シャンプーは可能なら48時間後がより安全です。どうしても洗いたい場合は、ぬるめのお湯で予洗い後、アミノ酸系シャンプーでやさしく洗い、こすらずに乾かします。
  • 髪を結ぶ・耳かけ:跡がつきにくいシュシュでも、可能なら48時間は控えましょう。
  • アイロン:基本は不要です。
    表面のハネが気になる程度なら、ドライヤーの風とブラシで整えてください。
  • お風呂:長風呂やサウナは湿気でうねりやすいので避け、入浴後はすぐ乾かします。

48時間以降のケア

多くの方は通常ケアに戻してOKです。
ただしダメージが気になる髪は、集中トリートメントやサロンケアを組み合わせると質感が安定します。

  • シャンプーはゴシゴシ摩擦を避け、トリートメントは中間〜毛先に丁寧に揉み込みます。
  • 乾かすときは「根元から先」を徹底し、最後は冷風でキューティクルを締めます。
  • 朝シャン派の方は、寝癖がつきにくいよう就寝前の完全乾燥を習慣化してください。

時間別OK・NG早見表

時間帯シャンプー髪を結ぶ/耳かけお風呂・湿気アイロン
0〜24時間NG(濡らさない)NG(跡の原因)短時間のシャワーのみ推奨。
サウナはNG。
基本不要。
やむを得ないときは低温・短時間。
24〜48時間可能なら控える。
洗う場合は低刺激・やさしく。
できれば控える。
どうしても結ぶ場合はふんわり。
長風呂・高湿度は避ける。
乾かしきる。
ブロー優先。
ポイントのみ短時間。
48時間以降通常ケアへ。通常スタイリングへ。入浴可。
ドライは根元から完全に。
必要に応じて適正温度で。

シーン別Q&A

Q1.当日に「シャンプーしてしまった」場合はどうするべきですか?

すぐに摩擦を与えず、タオルで優しく水分を押さえ、根元からドライヤーで完全乾燥してください。
仕上がりに不安があれば、早めに担当美容師へご連絡ください。

Q2.「汗をかいた」「雨に濡れた」あとが心配です。

濡れたまま放置が一番のリスクです。
可能な限り早く乾かし、表面を手ぐしで整えながら風を上から当ててください。
外出時は折りたたみ傘やフードで湿気対策をしましょう。

Q3.当日の「寝方」はどうすれば跡がつきにくいですか?

仰向けで寝て、髪を枕の上にまっすぐ落とすイメージで整えてから就寝してください。
シルク系の枕カバーやナイトキャップで摩擦を減らすと安心です。

Q4.「お風呂」の入り方は?髪は洗わないほうが良いですか?

当日は髪を濡らさないのが安全です。
どうしても入浴する場合は、シャワーキャップやタオルで髪をしっかりガードしてください。

Q5.髪を「結ぶ」必要があるときはどうすれば良いですか?

48時間は可能な限り避けてください。
やむを得ず結ぶ場合は、ゆるいシュシュでふんわり一時的に留め、戻したらすぐに上から風を当てて整えます。

Q6.「アイロン」は使っても大丈夫ですか?

基本はドライヤーブローで十分です。
どうしても表面のうねりが気になる場合のみ、低温・一工程・一発で素早く通す程度に留めましょう。

Q7.「ヘアオイル・洗い流さないトリートメント」は当日から使えますか?

当日は極少量を毛先のみがおすすめです。
つけすぎると束感が跡のように見えることがあるため注意してください。

Q8.「朝シャン」したい派です。いつから再開できますか?

目安は48時間後です。
再開後もゴシゴシこすらず、ぬるめの温度でやさしく洗ってください。

Q9.帽子やマスクの「ゴム跡」が心配です。

密着時間が長いと跡になりやすいです。
当日はできる限り避け、外した直後に上から風を当てて形を整えましょう。

Q10.「当日予約」は迷惑になりませんか?

当日予約は歓迎です。
髪の履歴やなりたいイメージを事前にメッセージで共有いただけると、カウンセリングがスムーズになり仕上がりの満足度が上がります。

仕上がりを長持ちさせるホームケア

  • シャンプーはアミノ酸系を選び、トリートメントは中間〜毛先中心に。
  • ドライは根元から100%乾燥、最後は冷風で引き締め。
  • スタイリング剤はつけすぎない。
    朝はブローで面を整えてから必要最小限を毛先へ。
  • 週1回の集中トリートメントや、月1回のサロンケアで艶とまとまりをキープ。

こんなときは美容院に相談を

  • 折れ跡・強い寝癖が何日も取れない。
  • 根元の浮き・うねりが気になる。
  • 切れ毛やごわつきが急に増えた。

状態が早期であればあるほど手当ての選択肢が広がります。
気になったら我慢せずにご連絡ください。

当日予約のご案内

当店では、当日予約にも対応しております。
空き状況の確認とあわせて、髪の履歴やお悩みを事前にお知らせください。
最適な薬剤選定とアイロンワークで、雨の日も寝癖知らずの扱いやすいストレートを叶えます。

※本記事は一般的な目安です。
薬剤や毛髪状態により最適解は異なるため、必ず担当美容師の指示を優先してください。
ご予約はコチラから!

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